映画「アスファルト」のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

最近公開していた映画「アスファルト」です。今どこかで公開してるところあるのかな。やっていれば見るべし。姉妹サイトMovieBooでは絶賛の嵐です。これいい映画ですからそうなるのも当然。

本家Moviebooの記事はこちらにあります。

アスファルト

この中で我らが菩薩、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキが夜勤の看護師の役で登場しまして、病院の裏で煙草を吸うシーンが出てきます。

夜になると現れる憂いを秘めた美しい菩薩がタバコ休憩するシーンが繰り返されまして、童話のようですね。彼女目当てに、自分のケチンボが仇になった車椅子のおじさんが夜な夜な会いにきます。この二人の話が、いくつかある話の一つで、映画的に大きなうねりがあるでもないのですが重要なポイント、大事なアクセントとなります。

看護師は憂いを秘めていますから、何らかの事情がありそうです。考え事をしているようでもあります。重大な悩み事か、あるいは漠然とした抽象的な不安や不満なのか、それはわかりませんが、いずれにしろ某かを含んでいます。

ケチンボ男はついうっかり「自分は写真家だ」と言います。看護師は本気にしたでしょうか。本気にしていないでしょうか。あるいは、どうでもいいと思っているか、はたまた、どっちでもいいと考えているのか、実に絶妙な受け答えです。

ちょっとした出来事があって、その時彼女はいつもと異なり自称写真家に対峙します。この時の看護師の複雑極まりない心境をヴァレリア・ブルーニ・テデスキは演じ尽くしますね。どっちとも取れるんです。実は本心がどうとか、そんなことはどうでもいいんですね。どっちもが両立できる心の有り様を表現しておりまして、映画を見ているこちらは仰け反りおののく有り様です。

ヴァレリアの喫煙シーンは「アスファルト」の要、紫煙映画の一つの到達点です。シガレットを摘んだ菩薩像のごとし。

紫煙映画 アイコン

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキさんという女優は、何がどういいのかよくわらないながらも強烈な魅力を秘めています。顔が綺麗とかそういう話ではない人智を超えた美の体現者です。

明日へのチケット」という映画では、汽車のチケットを取るだけのアシスタントの役ですが、彼女の微笑みに恋に落ちる中年男の物語から始まりますね。他にもいろいろありました。

何が魅力なんでしょうかね。目と表情と喋り方ですか。菩薩的な魅力をお持ちです。

MovieBooのヴァレリア・ブルーニ・テデスキの記事 ↓

ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ

タバコをかっこよく吸う人といえばジーナ・ローランズですが、「アスファルト」のヴァレリアはかっこいいとかそういうんじゃなくて、癒し系喫煙女神として特別な存在を映画史に残しました。

ヴァレリアの佇まいは宇宙です。

アスファルト公式 http://www.asphalte-film.com

紫煙映画 アイコンみなさまのおすすめ紫煙映画を教えてください。なんでしたら記事書いてください。

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